【生産地紹介】Vulkanland Steiermark ヴルカンラント・シュタイヤーマルク

はるか昔に死火山となった火山の上にあることから、VulkanSteiermark(「火山地域のシュタイヤーマルク」の意)と呼ばれていますが、
Südoststeiermark(ズュートオスト・シュタイヤーマルク)とも言われます。
Südは「南」、Ostは「東」、つまり「南東シュタイヤーマルク」という意味で、Steiermarkの南東エリアを指します。

この地域は、何世紀もの間、国境紛争の中心地でした。
今も、Schloss Kapfenstein(カプフェンシュタイン城)など、当時の城砦が残っており、斜面に並ぶブドウ畑と城は、美しい風景を生み出しています。

気候としては、暑くて乾燥したパノニア平原の大陸性の風と、温かくて湿り気を帯びた地中海の風の影響を受けています。
土壌は、温かい火山性の凝灰岩、玄武岩、砂、ローム、風化した片岩と片麻岩など。
 
Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)とTraminer(トラミーナー)系品種が多く栽培されていますが、

他にも、
-Welschriesling(ヴェルシュリースリング)
-Morillon(モリヨン(=Chardonnay シャルドネ))
-Weißburgunder(ヴァイスブルグンダー(=Pinot Blanc ピノ・ブラン))
-Grauburgunder(グラウブルグンダー(=Pinot Gris ピノ・グリ))
-Gelber Muskateller(ゲルバー・ムスカテラー)
-Riesling(リースリング)

と、様々なブドウからワインが生産され、
すべてVulkanlandsteiermark DAC(ヴルカンラント・シュタイヤーマルクDAC)として認定されています。

一方で、Blauer Zweigelt(ブラウアーツヴァイゲルト(=Zweigelt ツヴァイゲルト))から造られるものは、Steiermark DAC (シュタイヤーマルク DAC)と、広域の原産地呼称となります。

火山性土壌に由来する、ミネラリーでスパイシーな味わいが特徴です。

作付面積 1.671 ha
生産者数 205軒
主なブドウ品種 Welschriesling(ヴェルシュリースリング), Sauvignon Blanc(ソーヴィニョン・ブラン)
Weißburgunder(ヴァイスブルグンダー(=Pinot Blanc ピノ・ブラン), Traminer(トラミナー) *すべて白ブドウ

Vulkaland Steiermarkのワインは こちら

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