コレクション: Sauvignon Blanc ソーヴィニヨンブラン

19世紀にヨハン大公によってSteiermark(シュタイヤーマルク州)にもたらされ、今もSteiermarkの他、Niederösterreich(ニーダーエスターライヒ州)やBurgenland(ブルゲンラント州)で、最高品質の、長期熟成の潜在能力を持ったワインが生産されています。
当時は、Muskat Sylvaner(ムスカート=シルヴァーナー)という名前で呼ばれていたそう。MuscatもSylvanerもまったく関係ない品種なのですが…。

やや痩せた土壌に適しています。樹勢が強く、葉のコントロールが必要です。
グリーンペパーのアロマ成分「メトキシピラジン」と、グレープフルーツやパッションフルーツのアロマ成分「メルカプタン」は、日光に敏感なので、実の周りの葉を刈り取ることで日光に当て、その量を減少させることがあります。
ベト病とウドンコ病に罹りやすく、成熟期は中程度から晩熟。

ワインの味わい

スパイシーでハーバル、青草(ツゲ)のニュアンスがあります。
成熟レベルにより、若く、青臭いものから、完熟し力強いものまで幅広いです。

熟成には、
・オーストリアのクラシックな手法は、ステンレスタンクでの熟成で、果実味と躍動する酸が特徴
・国際的に最も広く用いられる手法は、マロラクティク発酵と小樽での熟成
の2つのタイプがあります。


果実の特徴

葉は、円形で5つの切れ込みがあり、波型のエッジや丸いアーチ型のギザギザがある。下面は非常に多毛。
ブドウの房は、小さく密で丸い。肩の張った円筒型。
粒は、円から楕円で、緑がかった黄色。

原産地

Frankreich Loire Gebiet(フランス ロワール)

起源

Traminer(トラミーナー)x Chenin Blanc(シュナン・ブラン)の自然交配。

栽培面積

1,648.28 ha, 3.7%