生産地域紹介

オーストリアというと、みなさんは何を想像されますか?
クラシック音楽、カフェ、サウンド・オブ・ミュージック、ヨーデル…色々あると思います。

サウンド・オブ・ミュージックの舞台やモーツァルトの出身地として有名なザルツブルク、ヨーデルをイメージするアルプスのあるチロルは、
オーストリアの西側にあります。

そして、ワインの産地は、東側、それも、東端と言ってもいいくらいの地域に寄っています。


9つある州のうち、ワインが造られているのは、主に、
Niederösterreich(ニーダーエスタライヒ州)
Wien(ウィーン州)
Burgenland(ブルゲンラント州)
Steiermark(シュタイヤーマルク州)
の4州で、それぞれに異なる特徴を持っています。

首都でワイン造りが盛んなのも、オーストリアならでは、ではないでしょうか。

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Niederösterreich(ニーダーエスタライヒ州):Weinviertel(ヴァインフィアテル)のワインは こちら
Niederösterreich(ニーダーエスタライヒ州):Carnuntum(カルヌントゥム)のワインは こちら
Steiermark(シュタイヤーマルク州):Vulkanland Steiermark(ヴルカンラント・シュタイヤーマルク)のワインは こちら
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さて、オーストリアというと、ドイツに近くて、冷涼地域で…というイメージがありますよね?
私もそう思っていました。

でも、地図を見てみてください。



実は、フランスのワインの銘醸地、ブルゴーニュのボーヌ(Beaune)と、シャンパーニュのランス(Reims)と同じ緯度に位置しているんです。
ご存じでしたか?

さらに、東西南北から吹いてくる風の影響を受けて、エリアごとの特徴が生まれています。

東西南北からそれぞれ、異なる風

1. 遊牧民族の国ハンガリーの平原からの、温暖な風(パノニア気候)
2. 大西洋からの、穏やかな風(西岸海洋性気候)
3. 冷涼な北風
4. 地中海やアドリア海からの、湿った温かい風(地中海性気候)

が吹いてきて、ブドウ造りに影響を与えています。

冷涼なイメージに反して、しっかりしたフルボディの赤ワインが造られる秘密も、この「風」にあるのです。

またワイン産地を、前述の「州」ではなく、この地図のように、



Weinviertel(ヴァインフィアテル)
Donauraum(ドナウ地域)
Pannonischer Raum(パノニア地域)
Steiermark(シュタイヤーマルク)
と、気候の特徴ごとに区分することもあります。

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Weinviertel(ヴァインフィアテル)のワインは こちら
Pannonischer Raum(パノニア地域):Carnuntum(カルヌントゥム)のワインは こちら
Steiermark(シュタイヤーマルク):Vulkanland Steiermark(ヴルカンラント・シュタイヤーマルク)のワインは こちら
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