【生産地紹介】Weststeiermark ヴェスト・シュタイヤーマルク

Westは「西」、つまり「西シュタイヤーマルク」という意味で、Steiermarkの西エリアを指します。

Weststeiermark は、Steiermarkにおける最小のワイン生産地域ではありますが、ブドウ栽培の歴史は古く、ケルト人、そしてローマ人がブドウ栽培をした記録が残っています。
 
この地域で最も個性的で有名なのは、Schilcher(シルヒャー)というロゼワインです。
Blauer Wildbacher(ブラウアー・ヴィルドバッハー)種から造られ、フレッシュな酸味が高く、ハーブやスパイスのアロマを伴う、特徴的な味わいを持っています。Schilcherは、地域特産品として国際的に長く知られ、2018年に導入されたWeststeiermark DACの認証も受けています(Blauer Wildbacherから造られるスパークリングワインや甘口ワインは、Steiermark DAC)。
 
土壌は、片麻岩やシストで、気候は、温かく湿った地中海と南東ヨーロッパの影響を受け、比較的降水量が多いです。
うねるような地形によって、強風からブドウ畑が守られています。
 
作付面積 639 ha
生産者数 124軒
主なブドウ品種 Blauer Wildbacher(ブラウアー・ヴィルドバッハー), Sauvignon Blanc(ソーヴィニョン・ブラン)
Weißburgunder(ヴァイスブルグンダー(=Pinot Blanc ピノ・ブラン)) *すべて白ブドウ

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