Welschriesling ヴェルシュリースリング

Welschriesing(ヴェルシュリースリング)は、イタリア北部が原産だと考えられており、「リースリング・イタリコ」として知られています。
一般的にみなさんが思い浮かべるリースリング(Weißer Riesling ヴァイサー・リースリング)とは全くの別物で、
オーストリアの他、ハンガリー(Olasz Rizling)、スロベニア (Laski Riesling)、クロアチア (Graševina)でも栽培されています。
 
オーストリアの白ワイン品種としてはGrüner Veltliner(グリューナー・ヴェルトリーナー)に次いで多く栽培されています。
早く暖まる立地と、マグネシウム分に富む土壌を好み、乾燥に非常に弱いそうです。
成熟期は晩熟。
 
〇ワインの特徴
青リンゴのようなフレッシュな果実味とレモンのような豊かな酸味を持ち、

・酸がアクセントのスパークリングワイン
・Steiermark(シュタイヤーマルク)の気軽に飲める辛口のワイン
・トロピカルフルーツのニュアンスを感じる、Burgenland(ブルゲンラント)のTBA(トロッケンベーレンアウスレーゼ、貴腐ワイン)
と、幅広いワインを造ります。

また、フルボディの白ワインも産出しています。
 
〇果実の特徴
葉は、3から5の切れ込みがあり、縁は鋭い鋸歯状。
ブドウの房は、中位の長さで、肩の張った円錐型、非常に密に実をつける。
粒は丸く、皮は薄く、斑がある。非常に多汁、黄緑色。
 
〇原産地
Norditalien (北イタリア)

〇栽培面積
2,942.82 ha, 6.6%

Welschriesling ヴェルシュリースリングのワインは こちら

================
ブドウ品種紹介トップに戻る