Vulkanland Steiermark ヴルカンラント・シュタイヤーマルク
Südは「南」、Ostは「東」、つまり「南東シュタイヤーマルク」という意味で、Steiermarkの南東エリアを指します。
この地域は、何世紀もの間、国境紛争の中心地でした。
今も、Schloss Kapfenstein(カプフェンシュタイン城)など、当時の城砦が残っており、斜面に並ぶブドウ畑と城は、美しい風景を生み出しています。
気候としては、暑くて乾燥したパノニア平原の大陸性の風と、温かくて湿り気を帯びた地中海の風の影響を受けています。
土壌は、温かい火山性の凝灰岩、玄武岩、砂、ローム、風化した片岩と片麻岩など。
Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)とTraminer(トラミーナー)系品種が多く栽培されていますが、
他にも、
-Welschriesling(ヴェルシュリースリング)
-Morillon(モリヨン(=Chardonnay シャルドネ))
-Weißburgunder(ヴァイスブルグンダー(=Pinot Blanc ピノ・ブラン))
-Grauburgunder(グラウブルグンダー(=Pinot Gris ピノ・グリ))
-Gelber Muskateller(ゲルバー・ムスカテラー)
-Riesling(リースリング)
と、様々なブドウからワインが生産され、
すべてVulkanlandsteiermark DAC(ヴルカンラント・シュタイヤーマルクDAC)として認定されています。
一方で、Blauer Zweigelt(ブラウアーツヴァイゲルト(=Zweigelt ツヴァイゲルト))から造られるものは、Steiermark DAC (シュタイヤーマルク DAC)と、広域の原産地呼称となります。
火山性土壌に由来する、ミネラリーでスパイシーな味わいが特徴です。
生産者数 205軒
最も重ブドウ品種 Welschriesling(ヴェルシュリースリング), Sauvignon Blanc(ソーヴィニョン・ブラン)
Weißburgunder(ヴァイスブルグンダー(=Pinot Blanc ピノ・ブラン), Traminer(トラミナー)
*すべて白ブドウ