Riesling リースリング
Riesling(リースリング)は、ドイツのライン渓谷の野生のブドウから派生したと考えられており、オーストリアでは、変種がドナウ川沿いで栽培され、
Grüner Veltliner(グリューナー・フェルトリーナー)に次いで重要な品種とされています。
栽培には労を要する品種で、灰カビに冒されやすいです。成熟期は晩熟。
Roter Riesling(ローター・リースリング)という、赤い実をつける突然変異種もあります。
Welschriesling(ヴェルシュリースリング)とは無関係です。
〇ワインの特徴
若いリースリングはチャーミングな果実味があり、熟成を経て複雑なワインとなります。
熟成すると、ピーチやアプリコットのニュアンスに、トロピカルフルーツの風味が加わります。
Wachau(ヴァッハウ)、Kremstal(クレムスタール)、Kamptal(カンプタール)、Traisental(トライゼンタール)のワインは、
スレートや火打石を思わせるミネラル感があります。
リースリングはゆっくりと成熟し、その度合いによって、心地良いペトロール香が育まれます。
遅摘みのブドウに貴腐菌がつくと、最高品質の甘口ワインAuslese(アウスレーゼ)とBeerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)が造られます。
〇果実の特徴
葉は、中位のサイズの円形で、5つの切れ込みがあります。表面は固く、下面は非常に毛深いです。
房は、小さいが、肩の張った円筒形で、実が密に成ります。
実は小さく、黄色がかった緑の実に斑点が見られます。
〇原産地
Deutschland, Oberrhein(ドイツ オーバーライン)
〇起源
Weißer Heunisch(ヴァイサー・ホイニッシュ) x Vitis sylvestris(ヴィティス・シルヴェストリス) x Traminer(トラミナー)の自然交配
〇栽培面積
2,023.04 ha, 4.5%
Riesling リースリングを使ったワインは こちら(ブレンド含む)
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